a4f4e9b32cf7d6687ac60e2d874ef8a46a8b01201375272733

1
:2014/05/13(火) 15:01:01.28 ID:
京都の立命館大学映像学部にて、4月25日、「映像と地域活性化」をテーマに
映像産業の第一線で活用している人たちによる講演がおこなわれた。アニメ関連では、
『Wake Up, Girls!』や『かんなぎ』、『らき☆すた』などでアニメと地域活性化を牽引した山本寛監督と、
アニメによる聖地巡礼現象を広く世に広めた柿崎俊道聖地巡礼プロデューサーが、映像業界からは
ロケ地の久慈市をはじめ東北の地域振興に大きく貢献した『あまちゃん』の訓覇圭プロデューサーが登壇した。

この柿崎氏の言葉を受けて登壇したのが山本寛監督。13年度末の劇場映画公開から14年度の
冬クールにわたりテレビアニメを展開した『Wake Up, Girls!』(以下、『WUG!』)の原案・監督だ。
同作は企画段階から、仙台を中心とした東北地域の振興を意識して制作がおこなわれ、同地域を
中心に東北各地域で緻密なロケがおこなわれたことで知られる。
山本監督がシリーズ演出を務めた『涼宮ハルヒの憂鬱』や第4話まで監督として携わった『らき☆すた』は
昨今のアニメ作品の聖地巡礼を広く世に示した。また、その後、同氏が株式会社Ordet設立後に
監督を務めた『かんなぎ』なども聖地巡礼がおこなわれた。
このように山本監督は、アニメの聖地巡礼に深く関わりのある数々の作品に携わったという意味で、制
作者の目線で聖地巡礼現象を目の当たりにしてきたということになる。

まず冒頭で、アニメスタジオが実際の場所をモデルにアニメ制作に取り組み始めた背景が語られた。
山本監督によれば「リアリティ」を追求してとのことだったという。
アニメは、背景をつくりあげる上で美術設定を示す必要があるが、ビル一棟、道一本の設定をつくるだけでも、
非常に大変なのだという。たとえば電柱。一見簡単に見えながらも、美術設定がロケ無しに
設定のみを提示すると背景担当が描いてくる電柱には、電線が抜けているという場合もあったという。
また、塀の高さが異常に高くなっていたりということも多かったと山本監督。
このような現状を鑑み、当時在籍していた京都アニメーションが元請けをはじめた際、アニメを
そこから変えていこうと方針を固めていったとのことだ。ロケハンで写真を集め、それをもとに背景を
描いていくという流れの確立だ。これは『フルメタルパニック? ふもっふ』や『フルメタルパニック! The Second Raid』
そして『Air』の時代から既にはじめていた。
つまり、この頃から、現実に即したリアルな設定をアニメ作品に反映させようとしてきたのだ。
原作者にまず、どの場所を想定して作品づくりをしたか確認し、その場所を実際に作品内に取り入れていくことにした。
山本監督はこれを「原作準拠の原則」と説明。原作に可能な限り忠実にしようとすることで
「あたかも現実のその世界にキャラクターが息づいているという疑似体験をしてもらいたい」との考えのもとに取材を増やしていくことになったのだ。

『涼宮ハルヒの憂鬱』のときまでは、聖地巡礼を意識しながら取材することはなかったとのこと。
同作の場合もSOS団が待ち合わせる場所や、朝比奈みくるがキョンに自分の正体を明かした場所などを
忠実にロケハンで写真として捉え、それを背景におこしてきたのだという。

だが、ここで予想外なことが起こった。兵庫県在住の友人から山本監督にメールが来るようになったのだという。
兵庫県西宮市甲陽園周辺を見知らぬ人が数多く訪れるようになったという報だ。
とりあえず、「それ、俺のせいだゴメン」とあやまりながら、作品の舞台の背景には普通の住宅地も多く、
モデルとなった高校にいたっては普通の住宅地が並ぶ小高い丘のうえの学校であるが故に、
ファンが押し寄せるという状況にあせりを感じたという。ここまでの反響を想定していなかったのだ。

このような中、次作にあたる『らき☆すた』を構想するにあたり、若干の方向修正をしたという。舞台となる鷲宮で
それぞれの登場人物があつまる場所は、その場所にファンが来ても不自然でない場所を選ぶようにしたという。
そこで選んだのが鷲宮神社だったのだ。神社であれば、人が写真をとってもなんの不都合もない。
また駅前なども集合場所になることを想定した。
ただ、この際も地元との連携は考えてはおらず、「あくまでも迷惑はかけない」という意識で、これらの場所を
選んだとのこと。当時は、事実上のシャッター商店街のような街並で写真を撮っていったのだが、
そのときはじめて、「この閑散とした場所にファンが集まって街が賑わえばいいね」という発想が作り手の中にも生まれたとのことだ。

(抜粋。>>2につづく)
http://animeanime.jp/article/2014/05/10/18621.html
2:2014/05/13(火) 15:02:03.44 ID:
このような中、経験したのが東日本大震災だ。山本監督は、この震災を「国難」であるとし、
自身も実際に何度かボランティア活動を行うなど、復興を進めるうえで自分が出来ることを模索していったという。
転機はTwitterに流れてきたあるつぶやきを見たときに訪れたと山本監督。「東北地域を
聖地とするアニメが出来ないか?」というものだった。このツイートは、山本監督自身に向けられた
ものではなかったが、「私が横槍を入れて、『わかりました』と思わず返信した」と山本監督は当時の心境を述懐した。
監督自身、南相馬で除染をやるなど実際に体を動かしながらも、この「国難」において、自分がやはり
出来るのは「アニメによる聖地巡礼」だと気がついたという。

むろん、聖地巡礼を生み出すのは簡単ではないのも経験済みだったと山本氏。実際にスムーズにいかない
ケースとして筆頭に上げれられたのが著作権関連の問題だ。
地域活性化なんだからと、原作者に確認をせずに「勝手に話を進めてしまう」というノリも
これまでの作品の中で関わってきた地方の関係者にはあった。こういった著作権に対する意識の弱さは
原作者を疑心暗鬼にさせる要因になる。一方、自治体側は自治体側で「なぜ、使わせないんだ?」
といぶかしがるという形で溝が深まっていくことが多いという。

そこで、プロジェクトを進めるにあたってオリジナルで行くと決断するに至った。また、かねてから交流があり、
『THE IDOLM@STER』のシリーズ構成も務めた待田堂子氏に相談したところ、被災地を聖地巡礼の場所に
するうえでその場所を一過性のものではなく継続的に参加できる状態をつくるにはイベントだとひらめいた。
アイドルが居れば定期的なイベントが可能だ。そこで、アイドルをテーマにアニメをつくることを着想した。
つまり『WUG!』の原案は東北振興を大前提に進められていったことが分かる。
なお着想時期は2011年5月だったとのこと。従って、『あまちゃん』がご当地アイドルをテーマにしたことを聞いたとき非常に驚いたという。

舞台は仙台とし、取材を進めるうえでは仙台フィルムコミッションを通じ、地元の方々に許可を得ながら進めたので、
建物や景色だけでなく、部屋の内装や各種小道具などあらゆるものを取材が出来たと山本氏。ロケーションハンティングで得た
情報はトータルで40GB以上にも及んだ。また、グリーンリーヴス・エンタテインメントの事務所は学習塾が選ばれ、
外観のみならず、そこに設置されていたストーブ、コンポカセット、蛇口までもが忠実に再現されたとのこと。
また主要キャラクターである林田藍里の実家として設定された、仙台駄菓子の老舗「熊谷屋」は、
店舗内で実際に林田藍里の実家であることをアピールし、作品にちなんだ菓子も販売しているとのこと。
一方、ロケハンを進めてきた中で偶然見つけた場所もある。一例として挙げられたのが、勾当台公園野外音楽堂。
実際にその場所に行ったときに音楽堂で大学生が公園をライトアップしてイベントをおこなっていたとのこと。
当時、映画における最後のライブ公演をどこにするか決めていなかったのがそれを見て即決したと、山本監督は語った。


山本監督は作品を作る立場として、地域の盛り上がりを続けるということは即ち、作品を
作り続けなければならないことを意味すると、アニメ監督として聖地巡礼に関わる際の使命を語ったうえで、
だからこそ、自身が原作から携わっている『WUG!』については何とかして続けていきたいと改めてビジョンを提示した。
当然作品が終わっても、地域の盛り上がりを持続することは重要であると指摘しつつも
あくまでも作り手としての使命は「作り続けること」と、その意義について改めて強調した。

そして、最後の質問は「今、注目している人、モノ、事」について。
ここで山本監督は是非、「能年玲奈さんを主人公にした映画を撮りたい」とカミングアウト。更にそこに乗っかる形で、
「私の場合は、能年さんを主人公にした映像作品を取りたいばかりにカメラの使い方について学び始めました!」と
柿崎プロデューサーが告白し、会場を笑いの渦に誘い込んだ形で講演の幕を閉じた。
講演終了後にも学生たちが、長蛇の列をつくって、各プロデューサーに熱心に質問を続けるなど、関心度の高さを如実に示していた。

(後編、了)
http://animeanime.jp/article/2014/05/11/18632.html
3:2014/05/13(火) 15:04:45.47 ID:
アイマスラブライブアイカツの牙城を崩せなかった時点でだめじゃね。
5:2014/05/13(火) 15:07:55.77 ID:
いやむりやろ
アイドル物やって何を夢見てたのか知らんが明らかに失敗したんだ、もう諦めろ
6:2014/05/13(火) 15:08:23.10 ID:
「フラクタルよりは売れたんで、なんとかこれに縋り付いていきたい」ってことか
7:2014/05/13(火) 15:11:14.93 ID:
仙台を云々復興云々っていうけどさ、どこにそんなのがあったの?
仙台の人にしかわからん地域ネタがあったん?

見てる人に伝わらない時点で何いってもアカンやろ
12:2014/05/13(火) 15:28:05.08 ID:
>作り手としての使命は「作り続けること」

終わってせいせいしたんじゃなかったのか
13:2014/05/13(火) 15:33:16.32 ID:
まずは土下座から始めたらいいんじゃないかな
15:2014/05/13(火) 15:56:00.33 ID:
無理だろ~w
負けを認めてやらないと成仏しないよ、何事も
16:2014/05/13(火) 15:56:56.13 ID:
肝心の出来が悪かったら
むしろマイナスでしかないわ
17:2014/05/13(火) 16:18:01.68 ID:
聖地巡礼で賑わってないんだろ 無理じゃん
18:2014/05/13(火) 16:39:42.72 ID:
この人は才能も覚悟も自分にはないってわかっててそれでももがいてる感じなのかな
19:2014/05/13(火) 16:42:51.25 ID:
わかってねえな、アイドル物はファンとスタッフのみんなで作りましたって空気じゃなきゃダメなんだよ
20:2014/05/13(火) 16:43:21.52 ID:
そういう性格ならツイッターで暴れるわけないだろ
21:2014/05/13(火) 16:46:26.86 ID:
実写にいかないでくれ
今のアニメ業界の衰退を見事に当てたヤマカンは必要
22:2014/05/13(火) 16:46:31.74 ID:
言ってることがインタビューとぜんぜん違う
28:2014/05/13(火) 17:28:07.38 ID:
WUGが高級食材を使った料理で繊細な味わい
ラブライブは安い食材を使ったファストフードだが人気なのはわかるw
29:2014/05/13(火) 17:32:58.30 ID:
なるほど天然素材にこだわったから
食材の形が不揃いなんですね
31:2014/05/13(火) 17:36:47.29 ID:
相変わらず口先ばっかだな
WUG一期もスケジュール破綻とスタッフ集まらない状況は変わらんし
このままなら確実に干されるぞ
35:2014/05/13(火) 18:17:19.19 ID:
>>31
二期なんて無いぞ
この先も永遠に
47:2014/05/13(火) 19:54:34.50 ID:
>>31
2期はだいたい素材揃ってるからいけるんじゃないか

ダンス作画大変なのに劇場版とTVシリーズを同時並行とかいう無茶をしなきゃ
スケジュール破綻はしないだろ

劇場版「Wake Up, Girls! 七人のアイドル」 初回限定版[Blu-ray CD]