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:2014/07/15(火) 10:34:05.03 ID:
2014年07月14日 06時00分 更新

 この夏、関西の美術館で目立っているのが「アニメ」の企画展だ。
「エヴァンゲリオン」に「ガンダム」、神様「手塚治虫」展に「宇宙兄弟」と続々。確かに夏休みにぶつけるには格好の人気コンテンツであるアニメ。
しかし、「商業主義に走りすぎでは」、「アニメばかりでいいの?」といった美術館に対する批判の声もあがる。
とにかくこの夏、アニメが熱い。(正木利和)

“おたく”ばかりではない 幅広い客層

 平日の開店直後というのに、大阪市北区の阪急百貨店うめだギャラリーで開催中の「エヴァンゲリオン展」(14日まで)には、途切れることなく入場者が吸い込まれていく。

 4つの章に分かれた展示は、生原画や設定資料約300点を初公開し、綾波レイら人気キャラクターの活躍を振り返っている。さらに、絵コンテ、原画、動画など約1000点もの資料で、最先端の映像が生み出される過程をひもといてゆく。

 来場者は、ファン層を物語るように幅広い。
おたくな男性ばかりでなく、若い女性たちや子供連れ、外国人観光客もいる。

 展示を見終わって表に出ると、レストランやカフェの玄関にもキャラクターが飾り付けられ、
祝祭広場にも綾波レイや式波・アスカ・ラングレーのフィギュアなどが設置されていて、あたりはエヴァンゲリオン一色だ。
もちろん、東京・原宿に店舗を持つキャラクターショップも出店、図録や綾波レイのフィギュアなど、オリジナル商品も販売している。

 「ひとつの展示としては3週間と比較的長い期間をつかっています。
ふだんは百貨店に来られないようなお客さんにも来ていただいている感じで、物販も好調です。
期間中5万人の来場者が目標」と販売促進部の宣伝広報担当、立川智一さん。

 平成7(1995)年にテレビ放映が始まり、19(2007)年からは映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」で新たなファンを獲得、24年には第3部が公開され、最終的には380万人を動員、興行収入も52億円を超す記録的なヒットとなった。
「お客さんの動きを見ていて、このコンテンツの人気を再認識しました」(立川さん)

関西の夏、アニメの夏

 このエヴァンゲリオン人気に続くように、関西の美術館に「アニメラッシュ」がやってくる。

 まず12日、滋賀県立近代美術館では「手塚治虫展」が幕を開ける。
生涯に手がけたマンガ原稿は約15万枚、アニメは約70作品におよぶといわれ、その物語やキャラクターは没後20年以上過ぎても多くの人たちを魅了する。
今回は「鉄腕アトム」「ブッダ」「火の鳥」など代表的な作品の直筆原稿、ベレー帽やペンなど生前の愛用品など約170点を展示する。

 同じ12日、大阪文化館・天保山では「機動戦士ガンダム展」が開かれる。
1979年にスタートしたアニメ史上に残る名作の生みの親、富野喜幸総監督の企画段階のメモをはじめ、
美術監督、中村光毅氏の美術ボード、キャラクターデザインを行った安彦良和氏のアムロやシャアの原画、
ガンダムのモビルスーツをデザインしたデザイナー、大河原邦男氏の設定画など約1000点にも及ぶ制作資料を公開する。

 さらに、7月30日からは京都文化博物館で「宇宙兄弟展」が開かれる。
雑誌「モーニング」で2008年から連載が開始された「宇宙兄弟」は累計発行部数1400万部を超える人気を誇る。
オリジナル原画約200点をはじめ、アニメの関連資料、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から借りたスペースシャトルや宇宙服の模型なども展示される。

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1407/14/news030.html
※続く
2:2014/07/15(火) 10:34:43.42 ID:
>>1の続き

美術館、苦肉の策か

 「なるほど、確かに多いですね」と公益法人大阪市博物館協会総務部事業企画課の澤井浩一課長代理。
ことし、大阪歴史博物館で行われた「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」を手がけた学芸員としては気になるところ。「かつて(15年)京都国立博物館で映画のスター・ウォーズ展をやったことがありました。
そのときは『なぜ、京博が……』という声があったのですが、人気を博したのです。そうした波がやっと地方に普及してきたという感じ」と分析する。

 「著作権ビジネスという点で考えると、手塚さんなどはプロダクションとしてもいつまでも多くの人に覚えておいてほしいわけだから、
協力的になるわけです。物販収益も入ってくるし」

 いわばプロダクションと美術館の利害が一致し、こうした状況が生れたとみる。

 「美術館の苦肉の策のような気がしますね」というのは美術史家で神戸大大学院教授の宮下規久朗さん。
「客の入りのよくない美術館は翌年、予算が減らされてしまう。
そこで資金もあり宣伝なども楽で、客も見込めるアニメに行くのでしょうけど、いかがなものか。
美術館に来ない若者など新しい顧客開拓にはなるかもしれないけど、それでは学芸員も育ってこないし……」と商業主義につかる美術館に警鐘を鳴らす。

 ともあれ、いずれ劣らぬ人気コンテンツ。一番笑うキャラクターは誰だ?

※以上
3:2014/07/15(火) 10:36:34.50 ID:
漫画の利益で純文学を出す出版社と同じ
4:2014/07/15(火) 10:38:10.17 ID:
人が来なきゃ存在価値ないんだからそれでええじゃん
5:2014/07/15(火) 10:39:08.41 ID:
不景気でこうでもしないとやっていけないんだよ
7:2014/07/15(火) 10:40:31.61 ID:
世の中全体が思考停止状態だから
もうなんでもいいしどうにもならんのだろ
8:2014/07/15(火) 10:44:52.94 ID:
何か問題でも?
100年後には当時のアニメーターや担当セル画が芸術家、古典芸術になってるかもしれないぞ
当時一部の人以外見向きもされてないものが時を経て再評価されるのはよくあること
11:2014/07/15(火) 10:49:34.27 ID:
ならば「へうげもの展」にしてみてはいかがでしょう
60:2014/07/15(火) 14:32:00.79 ID:
>>11
東海地方でやってた
愛知三重岐阜の美術館、博物館に分散させたお陰で
盛り上がりはいまひとつ
13:2014/07/15(火) 10:50:44.23 ID:
お金稼がないと美術品が維持できないんだよ
察してやれ
16:2014/07/15(火) 10:54:43.00 ID:
いいんじゃないか
もともと仏像とかもフィギュアみたいなもんだし
昔の仏教なんかも「仏教すげー、大日如来は額からビーム出すんだぜ、仏像カッケー」的なノリだった
18:2014/07/15(火) 10:59:01.82 ID:
文化は金かけんと育たないよ。
19:2014/07/15(火) 11:00:45.80 ID:
美術・芸術を年代で価値をつけるのはイクナイ。
浮世絵だって今でこそ高尚な物とされてるが、江戸時代当時はアニメイトで売ってる量産ポスター
程度の価値しかなかった筈。
23:2014/07/15(火) 11:09:18.09 ID:
>>19
包装紙だったりしたんだよな
31:2014/07/15(火) 11:31:58.16 ID:
>>23
江戸末期に日本の芸術品を浮世絵に包んで母国に持ち帰ったら「何この包装紙スゲー!」でジャポニズム。
20:2014/07/15(火) 11:02:13.42 ID:
美術館はお金が入って他の企画にまわせる
若い世代は美術館に行くきっかけになる
作品にとっても世の中に評価されて地位が上がる
誰も損してないのに何を文句言うことがあるんだ
22:2014/07/15(火) 11:07:49.17 ID:
アニメ作品の中にもアートが取り込まれてるものがある気がする。
シャフト作品とか特に。
27:2014/07/15(火) 11:25:00.19 ID:
逆にもっと好きにやったほうが良い

音楽にしても絵画にしても芸術が顔色を伺って腰が引けてて、存在価値が無い
保存する意味では確かに大切だけど、もっと思いっきりやらないとつまらん
28:2014/07/15(火) 11:28:04.24 ID:
現代美術の1つ それで良いじゃ無いか。
32:2014/07/15(火) 11:33:36.53 ID:
未来まで残れば芸術だろ

初めから芸術である作品なんてない
55:2014/07/15(火) 13:59:31.10 ID:
一部を除いて写真撮影OKだから皆パシャパシャ撮ってる
展示物をゆっくり眺める美術館特有の静かさは微塵もないよ
61:2014/07/15(火) 14:33:47.89 ID:
新しい芸術の表現方法を認められない人かな。