夏の大イベントの一つ、コミケが先週終わりましたねー。友人女性は２日間参戦しました。
２日目は待機していた取材の人も倒れたぐらいの猛暑だったとか。
友人は何と、帰宅してから「熱中症になっていた」ことに気がついたそうです。

　なぜそこまでしていくのか？　それは「コミケ」だから。
山が好きな人が「そこに山があるから登る」というのと同じように、「コミケがあるから参加する」のは、朝になれば日が昇り、夜になると月が昇るように当たり前のことなのですね。
それが「理解できない」、または「放置できない」という人は、オタクと結婚してはいけないのでしょうね。

　発言小町に、男性発の「結活、女性からの意見聞かせて下さい」というトピが立っていました。
トピ主さまは院卒、２９歳の男性。「一緒にアニメが見れたらいいな」というひとことで、結構突っ込まれておりました。

　そもそも「“結活”ではなく“婚活”でしょう！」と突っ込みも多かったのですが、それはさておき、
「２９歳男一人暮らし、年収４６０万円、食品系でデスクワーク、６年目、１７０センチ６５キロ、趣味ランニング、ライブ、アニメ、性格は温厚でケンカが嫌いなタイプ、でも優柔不断です」というトピ主さま。
そして更に特筆すべきは「恋愛経験　ほとんどなし」ということです。

アニメ好きな男性と、まったく興味がない女性の場合

　まず、アニメ好きな男性とまったく興味がない女性が結婚するとどうなるか？　
レスによると、どうもこういうことが起きるらしいです。

　「友人が３人、アニメ好き・ゲーム好きと結婚しました。
出会いは大学院時代の先生の紹介・親戚からのお見合い話・高校時代の友人からの紹介です。３人とも超奥手で大和撫子なでしこに見えますが、１人は料理と家事がさっぱりできません。
このコの場合、最初は気を使って旦那さんと一緒に深夜アニメを見たりしていたのですが、生活リズムが狂い体調を壊し、退職しました。
休みの日の旦那さんは、ゲームをしにゲーセンに行って夜まで帰ってきません。彼女は家でゆっくり療養できているので、ありがたいそうです。
土日の朝昼はバナナ一本だそうです。
あとの２人は超大手企業で今も共働きしています」

　ふむふむ、生活のリズムさえ妥協すれば、なんとかなるのでしょうか？　
「本人たちが結婚して一番困ったのが、日曜日の朝だったり、夕飯支度時に旦那さんがアニメを見て、全く手伝わない、会話をしないことだそうです」

　そうか、深夜だけでなく、日曜日の朝や夕方５時ぐらいからもアニメ好きには忙しい時間なんですね。
「あと、夏・冬は旦那さんがサークル活動で東京に行ってしまうので旦那さんの実家に１人で帰らなくてはならないのが不満。ものすごくお金を使うということです」

　これはまぎれもなく、年に２回のアニメ、マンガ、コスプレ好きの祭典、夏コミと冬コミですね。確かにお盆や帰省の時期に開かれています。
つまりコミケがある限り、結婚しても夫と一緒に帰省することはほぼ不可能。
しかし見方によっては、それを口実に夫の実家にはいかないというおいしい理由にもなるかもしれない。

　しかし「お金がかかる」というのは見逃せませんね。
トピ主さまは家事ができないので「奥さんが家事が好きだといいな」などと、のほほんと構えていますが、
「年収４６０万円では無理」という声も多かったです。
共働きして２人で家事をやり、２人で稼ぐほうが、コミケに使えるお金も増え、充実したオタクライフも送れそうですね。


2014年08月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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※続く